ラクダレース 興奮しまくりの2泊3日 ~後編~
ラクダ達の準備も整い、次は人間の準備。もとい出場者の準備。
ユニフォームは朝に支給された黄色のポロシャツ。オーストラリアのXXXXビールとのやつ。こんなの!!黄色が大地に映える〜〜〜
バス運転手とサム談笑中。
基本オーストラリアはサイズがでかいのに、もうXLしか残ってなくて着てみるもやっぱりでかくて、体を半分以上乗っ取られてしまった。。。黄色という色も今までチョイスした事なかったのでそわそわがとまらない。
乗馬用の靴に履き替える。わたしの足のサイズがある事に驚き!!多分子供用かな。
救急車も端でスタンバイ!万が一に備えて待機している。。。それがまた怖い。
事故が起きても自己責任です。のサインをする.。。。。。ドキ。。。。
しかし!ここの医療関係者をほとんど知っていたので一安心。
以前に街で知り合って意気投合したオーストラリア人に、仕事場の病院関係者の誕生日パーティーに連れて行ってもらったことがあったので知ってる人が多かった!(そこで日本人が焼鳥は心臓を食べるよ話をしたらみんながすごく驚いてた。)
みんなまだ私がアリススプリングにいる事に驚いていたし、レースに出るのを知って更にびっくりしていた。再開に喜び。
〜〜〜〜パレードにて〜〜〜〜
お客さんも続々と入りいよいよ祭のはじまり!!海賊のコスチュームを着た人達が放水しながらレース会場のトラックを一周する。
あぁ〜〜〜楽しい。中学生の時に夢見たラクダレースに来れたのか。。。と思うとものすごく胸がいっぱいになった。
次はラクダを連れてトラックを一周するとゆうのでカメラ小僧ばりに追っかけるぞ〜〜〜と意気込んでいたらニールがラクダの背に手を置き一言。
「Jampup」
私「え??」
ニール「up!!」
顔が真顔だったので、怒っているのかと思い素早くラクダに乗る。。
ラクダは立ち上がりその紐の先をフィリックスに渡す。
みんな笑っている。。。あ!!!これでパレードに出るのか!!!とようやく理解。
何十頭ものラクダを大人一人に付き1頭ずつ連れてトラックを一周する。
パレードの前、フィリックスに「その奇妙な帽子は取ったほうが良い」と言われたが、とったところで髪ぼさぼさやったからそのまま行くことにした。
大人か子供かわからんモンゴルの人の様な帽子をかぶった平たい顔の女が唯一ラクダの背に乗っているもんやから奇妙な光景だったと思う。。
しかもなんだか雰囲気的にみんなに手を振っていた。。。
誰やね〜〜〜んと自分にツッコミを入れながらもにっこり微笑みながら手を振る。。。ニールのはからいに感謝。
〜〜〜いよいよレースの始まり〜〜〜
何レースに誰がどのラクダに乗るか黒板に書いていく。
ラクダ+乗る人と、それらをスタート地点まで連れて行く人がいる。
中にはスタート地点まで行ってくれないラクダもいるから大人達は必死だ。
スタンバイ
ピストルの音と共にいよいよ始まり〜〜〜!!!!
はじめてラクダの走る姿に驚き!!!!
中には落とされた人も何人かいたけどみんな擦り傷くらいで平気そうやった。
後は、周りに流されることなくスーパースローペースで走る?歩く?ラクダも居た。なんだか可愛い。。。
変わった走り方のラクダも居て、何回もあるレースで大興奮だった!!
レースの一部こんな感じ!!
私の乗ったラクダ
レッグス!!!!
でかい〜〜!!!牧場のなかでもでっかいレッグス。優等生。おとなしい。
レースに突然出られることになって、興奮した。
みんなはラクダが立ち上がるときに一番落ちやすいから気をつけろよとアドバイスをくれた。
前からサムに思ってるよりも速いし、振り落とされたり激しいと聞いていたので結構不安やったけど、出れる喜びや感動が大きかったからやったるぞ〜〜〜と気合満々やった。
感想は、楽しかった。ただひたすらに楽しかった。
ラクダの揺れに合わせスピードに乗って、名前を呼ぶたびに加速していくレッグス。こんな爽快感はあるやろうか。。。ラクダと一体になれた気がして本当に幸せ。
ゴール目前の時、何回かお世話になったバスの運転手がクレイジークレイジーと叫んでいた。
終わった後燃え尽きて ぼや〜〜んとなった。
最終レースも終わり、表彰式。
ラクダレース主催者と
終わった後はゆる〜い時間で、お酒飲んだり肉食べたりでいい時間だった。
その日の夜、また満点の星を眺めながら自分のオーストラリアの旅をふりかえった。
家に帰りたくなった時とかあったけど、きてよかったとつくづく思った。
相変わらず流れ星は流れまくりで、今まで見たことない緑の塊がでっかく空を流れていった。
いつもやったらはしゃいでるけど、この日だけは普段なら驚愕してしまう事もなぜだか落ち着きまくっていた。なんでも起こりそうな気がして。多分あの時宇宙人を見たとしても案外普通だったと思う。
それぐらい自分にとってスペシャルな日だった。
感謝しかない。
ニールと。
次に会える日を楽しみにして。