砂漠でしみじみ年越し inジャイサルメール

今年もあと3ヶ月で終わり。

jaisalmer

この写真は年末を過ごしたジャイサルメールの城の上。

新たな年に変わる瞬間はたった1秒だけだけど(ん、1秒もないかもしれない。。) この瞬間を祝うため 世間では世界では いろ〜〜〜〜〜んな年の過ごし方がある。

家族とテレビの占いを見ながらあーだこーだいったり、イベントなんかに出かけて思い切りカウントダウンしてみたり 必死に働く大晦日であったり、すやすやと寝ていたり、、、とさまざま。みんなどんなふうに年を越しているのか 半日くらいかけてダラダラとみてみたい。
私の定番は友人と地元の神社に初詣にでかけて 餅まきならぬ、ちくわまきに参加する。(経費削減のためかいつの間にかすり替わっていた。以来餅は降ってこない。。)そして新年はじめてのチクワを食べ(寒すぎてあまり味わからん)おみくじをひき 末吉か小吉 どちらがいいのか議論を毎年確認しあい 新たな1年にドキドキしながら 家まで帰る。

ここ数年は雪の中 それのために神社に夜中に行くという行為が 辛くなってきた。子供の時は一大イベントなのに 大人が家でゆっくりしているのを なんでや!なんで外に出ないのか意味がわからんと思っていたけど、ここ数年は その そっち側に寄っていることに 時の流れを感じる、、、。

と、前置きが長くなったけど、インドで過ごす年越しは連続でジャイサルメールの砂漠で過ごしている。

出発は午後3時くらいで 暑くも寒くもない いい時間。まず宿から車で40分くらいかけて砂漠の村に近づいて そっからラクダに乗って砂漠の中へ中へと進んで行く。なんにもないのに 牛がいる。村からも遠いのにどっからやってきたんやろう。漂う牛。

cow india

だいたい2時間くらいかな〜 ラクダに乗るといっても オーストラリアとは違って ラクダ使いが 人を乗せたラクダの手綱をひいているから 速度は人間の歩くペース。ラクダもすごいけど 終始砂漠を歩きっぱなしのラクダ使いの体力もすごい。

camel jaisalmer

キメている

camelman

風の音と ラクダが歩いて荷物がなる音を聞いていたら心地よくって だんだんと眠くなる

camel shadow

砂に映る ラクダと自分の影はいつだってニヤついてしまう。。影だけ見ているともはや何の生物かわからない。

jaisalmer

キャンプ地までついたら(特に目印らしきものはない just砂漠)とりあえず寝っ転がりたくなる。

みんな長時間のラクダの上で あらゆる場所がこったらしい。

移動している間に太陽もだんだん下がりはじめて ポイントについた時は絶好のサンセットだった。夕陽が2分の1になってあと少しで砂漠に消えていく〜〜って時に限ってどんどんと加速していく太陽を ただ眺めて眺めて。

あ〜〜1年終わりか〜なんてうっとりセンチになっていたのも束の間、ご飯の準備をし始めていたラクダ使いがライトをかしてくれ〜と訴えている。

ライトは必須やと思っていたけど ラクダ使いの5人中5人、ライトやロウソク、明かりになるものを一切持っていなかった。

砂漠の民は暗闇での目もいいんかなと勝手に思っていたけど それには限りがあるみたいで やはりライトが必要らしい。もうこの人達 みんながライト絶対持ってくることしってるやん。それぞれ借りた3つのヘッドライトを頭につけることなく 片手にライト 片手で チャパティ。片手にライト 片手にカレーづくりで なんとも器用にディナーを作り上げていく。

焚き火もいい感じに燃え盛って 太陽がなくなった砂漠の 真っ暗の更に寒く感じるのを和らいでくれた。

う〜〜〜火ってすごい、火って暖かい。なんや火って。みたいに思うくらい火の暖かさに感謝。インドといえど寒いもんは寒い。

camel

ラクダもリラックス。正座でいう、足をくずしてくださいね。ってやつ。

camel

ラクダの首の曲がりごしの ラクダ。たまらん〜〜〜〜〜〜

とかいって写真撮りまくってる間にご飯も出来上がり 燃え盛ったキャンプファイヤーを取り囲んで みんなでご飯を食べる。カレー、チャパティー、米! うまい!辛い!!ただ 真っ暗でなにかよくわからん!!火も赤くてカレーも赤食って よくわからん!ライトはまだ 彼らが持っている。

みんなで食べる 外のご飯は 非常に美味しかった。

大晦日の夜は インドタイムと日本タイムで2回もカウントダウン。2回もすると時差の不思議がわいてくるんやけど、それはさておき ラッキーってかんじで 満点の星を眺めて 毛布にくるまって ずっと上をみた。
あんなに年越しか〜〜!!なんてワクワク意気込んでいたのに ゆったりした時間に包まれて あ、元旦か〜そうか〜年越しね〜ふ〜ん みたいな なんでもいいふうになる。

そんでまた空みてきれいやな〜ロマンチックってこれやな〜〜ッて思う。流れ星もいいけど ねっころがって綺麗な星がすぐ見れるっていいな〜〜空でかいわ。

二回目の年越しは ラクダ使いの一人が 他のラクダ使いには内緒で月明かりの中 ラクダの後ろの荷台に乗って 深い井戸までいくか?と言ってきた。まだ眠くなかったし 面白そうなので行ってみることに。もちろんお金はいる。

5人くらいで荷台に乗って布団も持って行ってただ空を見上げながら ラクダ車は進んで行く。

ついたよって言われてその 井戸をみると 確かに深い。。。。。ような気がする。。。いや、深い。

ヘッドライトを照らした結果 深い!!!!ことはわかったけど 井戸の深さの基準が分からないので 深い。以上言葉がなかった。。

行き帰りの 夜空見ながらの あの運ばれてる感じがめちゃ良かった。

朝日、元旦の御来光をみるために気合をいれて寝る。が、服の色んな場所についたひっつき虫の痛さでなかなか眠りにつけない、、日本のに比べてマジで痛い。取る時もめっちゃ痛い。テントの中は快適だった。目をつぶった瞬間寝たような気がする。

朝、テントを開けると みんなが散らばっていた。各自御来光ポジションを探してもう座っている。

いそがなくては、、と 思い体を引きずり精一杯 砂丘を登る。足が埋まってなかなか上に上がれない。。。。

日の出にはギリ間に合ってビデオをまわすことができた。。がしかし 後日見返すと 風の音がすごすぎて映像が入ってこない。。やはり 目で見るのが一番だな。。うん。

pain

朝はパン。ゆでたまご。

chai

朝になると野良犬がどっからともなく現れていた。 起きたら犬が横に寝ていたという子もいた。暖をとっていたのね。

camel and dog

jaisalmer camel

何故か私はラクダ使いからボスちゃんと呼ばれていた。一番頼りないボスちゃん。

まだ10歳くらいの子供も働いていた。私がここに住んだら一体どんな仕事して生活していけるやろうか。

そして帰り道 車を待ってたとこに やってきた別のラクダ使い。

そして一言

「ラクダ乗りたい??」
camel man

「、、、、、、、。」

帰りの車は爆睡でした。

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